東京都豊島区(としまく)南端の地区。山手(やまのて)台地の一部の雑司ヶ谷台地(標高約30メートル)にあり、南北朝時代のころ雑色(ぞうしき)職を勤めた武士がここに移住したこと、また付近の林野が法明寺(ほうみょうじ)の雑司料にあてられたことが地名の起源という。北に接する南池袋にある雑司ヶ谷霊園は、青山霊園、染井(そめい)霊園とともに政府所管の公共墓地として1872年(明治5)設置された(現在は東京都が管理)。2丁目と3丁目の境を東京地下鉄副都心線、都電荒川線が通り、3丁目に法明寺が管理する雑司ヶ谷鬼子母神(きしもじん)とよばれる鬼子母神堂がある。現在の建物は1666年(寛文6)造営といわれ、子授けイチョウ、民芸品のすすきみみずく、ケヤキの並木道で知られる。
[沢田 清]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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