林野(読み)リンヤ

デジタル大辞泉 「林野」の意味・読み・例文・類語

りん‐や【林野】

森林原野。森林と野原
[類語]木立森林密林ジャングル山林雑木林樹海樹林保安林防風林防雪林砂防林防砂林原生林原始林熱帯雨林熱帯降雨林熱帯林温帯林寒帯林紅樹林マングローブ広葉樹林針葉樹林落葉樹林照葉樹林松林杉林梅林竹林

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精選版 日本国語大辞典 「林野」の意味・読み・例文・類語

りん‐や【林野】

  1. 〘 名詞 〙 森林と原野。
    1. [初出の実例]「虚懐対林野、陶性在風煙」(出典:懐風藻(751)和藤原大政遊吉野川之作〈大津首〉)
    2. [その他の文献]〔張華‐鷦鷯賦〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「林野」の意味・わかりやすい解説

林野
はやしの

岡山県東部、美作(みまさか)市の中心地区。旧林野町。吉井(よしい)川の支流吉野川と梶並(かじなみ)川の合流点にあり、古代の林野郷(ごう)、中世林野保(ほ)の地。近世倉敷(くらしき)と称し、岡山城下と結ぶ倉敷往来の宿場として、また高瀬舟交通の拠点として栄えた。1896年(明治29)倉敷町となったが、備中(びっちゅう)倉敷との混同を避けて1918年(大正7)古名の林野に改称した。その後、1953年(昭和28)近隣の1町3村と合併して英田(あいだ)郡美作町となり、さらに2005年(平成17)美作町は4町1村と合併して市制施行、美作市となった。美作市役所、JR姫新(きしん)線林野駅がある。

[由比浜省吾]

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林業関連用語 「林野」の解説

林野

森林と森林以外の草生地を合わせたものをいい、不動産登記法(明治32年法律第24号)上の地目分類では山林と原野を合わせたものに該当する。

出典 農林水産省林業関連用語について 情報

普及版 字通 「林野」の読み・字形・画数・意味

【林野】りんや

林と野。

字通「林」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の林野の言及

【美作[町]】より

…吉井川の支流吉野川,梶並川流域に位置し,津山盆地東端の平たん地と吉備高原に属する丘陵地帯からなる。両河川の合流点付近にある中心集落の林野は旧称(美作)倉敷で,江戸時代には河港として栄え,周辺の米をはじめとする物資の集散を行っていた。現在も英田・勝田両郡の行政・文化の中心となっている。…

※「林野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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