雑穢(読み)ゾウエ

デジタル大辞泉 「雑穢」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐え〔ザフヱ〕【雑×穢】

病・死・出産月経などのけがれ。
「―を掃除し」〈盛衰記二八

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精選版 日本国語大辞典 「雑穢」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐えザフヱ【雑穢】

  1. 〘 名詞 〙 種々さまざまのきたないことやきたないもの。病・死・出産・月経などのけがれ。
    1. [初出の実例]「斎粥ととのへまゐらするところにては〈略〉世間の語、雑穢の話、いふべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)示庫院文)
    2. 「周障、屈曲して、雑穢(サウヱ)(〈注〉クサクサノケカレ)、充遍せり」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
    3. 「築垣を高ふし門を堅め、雑穢(ザウエ)を止めらる」(出典:太平記(14C後)一二)

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