雑長持(読み)ゾウナガモチ

デジタル大辞泉 「雑長持」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ながもち〔ザフ‐〕【雑長持】

衣服・調度以外の雑具を入れておく長持
「この木履ぼくりは…嫁入よめりせし時、―に入れて来て」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雑長持」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ながもちザフ‥【雑長持】

  1. 〘 名詞 〙 いろいろ雑多な品を入れておく長持。
    1. [初出の実例]「此木履はわれ十八の時此家に娌(よめ)入せし時雑長持(ザウナガモチ)に入て来て」(出典浮世草子世間胸算用(1692)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android