デジタル大辞泉 「離れなで」の意味・読み・例文・類語 かれ‐な‐で【▽離れなで】 [連語]《動詞「か(離)る」(下二)の連用形+完了の助動詞「ぬ」の未然形+打消しの接続助詞「で」》離れてしまわないで。とだえてしまわないで。「橘の花の宿とふほととぎす―今も昔恋ふなり」〈新千載・夏〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「離れなで」の意味・読み・例文・類語 かれ‐な‐で【離で】 〘 連語 〙 ( 下二段動詞「かる(離)」の連用形に、完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」と打消の接続助詞「で」が付いたもの ) 離れないで。遠のかないで。間をおかないで。かかさないで。[初出の実例]「見るめなきわが身をうらと知らねばやかれなで海人(あま)の足たゆく来る〈小野小町〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六二三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例