難波千代平(読み)なんば・ちよへい

朝日日本歴史人物事典 「難波千代平」の解説

難波千代平

没年安政5(1858)
生年:生年不詳
江戸後期の牧畜改良家。文化文政(1804~30)のころ,備中国(岡山県)阿賀郡釜村の人。元助(文化6年没)―千代平―元助―栄右衛門(明治25年没)の4代を通じて牛の改良に尽くした。とくに千代平は選抜交配により天保(1830~44)初年に良い牝牛を得,これをもとに竹の谷蔓牛をつくりだした。<参考文献>『阿哲畜産史』『神郷町史

(神立春樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「難波千代平」の解説

難波千代平 なんば-ちよへい

?-1858 江戸時代後期の家畜改良家。
備中(びっちゅう)哲多郡釜(かま)村(岡山県神郷町)竹の谷の鉄山経営者の家に生まれる。父の代から和牛品種改良につとめ,天保(てんぽう)(1830-44)のころ「竹の谷蔓牛(つるうし)」の元祖といわれる優秀種をつくりだした。安政5年死去。姓は浪花とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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