日本歴史地名大系 「雪の出羽路」の解説 雪の出羽路ゆきのいでわじ 一四巻一四冊 菅江真澄著分類 地誌解説 「雪の出羽路・平鹿郡」と増補「雪の出羽路・雄勝郡」がある。平鹿郡分は文政七年八月から同九年五月の巡村調査に基づき、藩命の地誌として整理される。各村の里長名、文末に家数・住民数をあげ、「六郡郡邑記」を引いて現在の村と対比、変動を記す。寺社の縁起・祭礼は詳細にわたり、旧家の由緒・家系・古文書を採録する。雄勝郡分は文化一一、一二年の採録をもとに、文政六年頃、久保田の書斎で改めて整理した地誌である。佐竹南家の城下町湯沢町には触れていない。現在真筆本は残らず、数種の筆写本が残る。活字本 菅江真澄全集五、六 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by