日本歴史地名大系 「雪車町村」の解説 雪車町村そりまちむら 秋田県:本荘市雪車町村[現在地名]本荘市石沢(いしざわ) 雪車町石沢川の北岸にあり、背後は段丘。東は滝(たき)ノ沢(さわ)村・宮沢(みやさわ)村と接し、西は石沢川を境として烏川(からすかわ)村、南は館(たて)村、西北は上野(うわの)村と接する。ソーリは焼畑をさす言葉で東日本に多い村名といわれる。「出羽国風土略記」によれば、近世は石沢郷に属したというが、村高を示す史料はない。明治六年(一八七三)に石名坂(いしなざか)村と合併して福田(ふくだ)村とよんだが、同一〇年に再び雪車町村を呼称した。明治初年の戸数三二戸、人口一七七人、馬四七頭とあり、馬七頭、薪三五尋、炭一千七五〇貫を本荘町へ出荷している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報