雪餠草(読み)ゆきもちそう

精選版 日本国語大辞典 「雪餠草」の意味・読み・例文・類語

ゆきもち‐そう‥サウ【雪餠草】

  1. 〘 名詞 〙 サトイモ科の多年草。中部以西の本州四国の樹陰に生える。高さ三〇センチメートルぐらい。地中にある扁球形の塊茎から二葉を出す。葉は鳥足状複葉で三~五枚の小葉からなり、各小葉は卵状長楕円形で縁に鋸歯(きょし)がある。雌雄異株初夏、紫褐色の仏焔苞をもつ肉穂花序を出す。花序先端は球状にふくれて白色となる。かんきそう。〔増補地錦抄(1710)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android