雲上人(読み)ウンジョウビト

精選版 日本国語大辞典 「雲上人」の意味・読み・例文・類語

うんじょう‐びとウンジャウ‥【雲上人】

  1. 〘 名詞 〙 宮中に仕える殿上人女官。雲の上人(うえびと)雲客(うんかく)
    1. [初出の実例]「雲上人にはやされて、始めてかへす舞の袖」(出典:新体梅花詩集(1891)〈中西梅花〉静御前)

くも‐の‐うえびと‥うへびと【雲上人】

  1. くも(雲)の上人

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の雲上人の言及

【殿上人】より

…宮中において昇殿を許された四位,五位の者の称。雲の上人(うえびと),雲上人(うんじようびと),雲客(うんかく),堂上(とうしよう)ともいう。殿上は清涼殿の殿上の間をいい,ここには,公卿(くぎよう),殿上人,六位の蔵人(くろうど)が伺候した。…

※「雲上人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android