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中西梅花 なかにしばいか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中西梅花
なかにしばいか

[生]慶応2(1866).4.1. 江戸
[没]1898.9.3. 東京
詩人,小説家。本名,幹男。 1888年読売新聞社に入り,『機姫物語』 (1889) ほか数編の小説を書いたが大成せず 90年退社。奔放な情熱と東洋的な諦観虚無の交錯する『新体梅花詩集』 (91) を残してまもなく精神に異常をきたした。

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デジタル大辞泉の解説

なかにし‐ばいか〔‐バイクワ〕【中西梅花】

[1866~1898]詩人・小説家。江戸の生まれ。本名、幹男。読売新聞に入社して小説を発表。のち、詩に専念。著「新体梅花詩集」など。

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百科事典マイペディアの解説

中西梅花【なかにしばいか】

小説家,詩人。別号落花漂絮(ひょうじょ),梅花道人等。江戸生れ。饗庭篁村に兄事し,1888年頃《読売新聞》に入社。《国事探偵 この手柏》など数編の小説や雑報を書いたが,1890年5月退社。
→関連項目新体詩

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中西梅花 なかにし-ばいか

1866-1898 明治時代の詩人,小説家。
慶応2年4月1日生まれ。明治21年ごろから23年まで読売新聞社につとめ,同紙上に「国事探偵この手柏」などの小説や批評を発表。24年「新体梅花詩集」を刊行し,自由奔放な詩風で注目された。明治31年9月30日死去。33歳。江戸出身。本名は幹男。別号に落花漂絮(ひょうじょ)。
【格言など】世の中は/唯おもしろきものなるを/其おもしろきものとては/唯現在の今日のほか/明日も明後日も無きものを(「出放題」)

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朝日日本歴史人物事典の解説

中西梅花

没年:明治31.9.30(1898)
生年:慶応2.4.1(1866.5.15)
明治時代の詩人,小説家。浅草千束町の漢方医済里の子。幼少時は学校制度の整わぬ時代でもあり,特に学校には行かなかった。21,2歳ごろから文学創作を始め,幸田露伴,尾崎紅葉らに接近し,内田魯庵とも親しかった。明治21(1888)年ごろ,読売新聞社に入社し,小説を発表したが,紅葉と対立して退社。その後,徳富蘇峰との縁で『国民新聞』に関係する。24年『新体梅花詩集』を刊行。森鴎外,森田思軒,蘇峰の序文があり,梅花が注目されていたことが知られる。粗雑な新体詩が流行していた時代に,その作品は極めて破格,詩想的にも大胆で,近代詩の萌芽を含んでいる。精神に乱調を来し,6年あまりの療養生活ののち,死去。<参考文献>『近代詩集Ⅰ』(日本近代文学大系53巻)

(及川茂)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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