雲母刷り(読み)きらずり

精選版 日本国語大辞典 「雲母刷り」の意味・読み・例文・類語

きら‐ずり【雲母刷・雲母摺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紙を美しく加工する方法一つ。薄い膠(にかわ)でといた雲母(うんも)版木に塗り、紙をあてて模様を刷り出すこと。その製品雲母紙(きららがみ)という。
  3. 浮世絵版画摺法の一種。雲母(うんも)の粉を用いて銀摺りのような効果を出す摺り方。また、その方法で摺ったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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