零物(読み)こぼれもの

精選版 日本国語大辞典 「零物」の意味・読み・例文・類語

こぼれ‐もの【零物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こぼれたもの。また、余りもの。残りもの。
  3. あふれたりこぼれたりしやすいもの。液体の物。
    1. [初出の実例]「蓋の持上るほど填めた二重箱の包を、下女が先に持って出て、滴(コボ)れ物(モノ)だからと車夫によろしく頼む」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉四)
  4. 臨月近くなった妊婦の腹。
    1. [初出の実例]「未娵の子の抱やうもこぼれ物」(出典:雑俳・俳諧觿‐一(1768))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「零物」の読み・字形・画数・意味

【零物】れいぶつ

端物

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