ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電磁気力」の意味・わかりやすい解説 電磁気力でんじきりょくelectromagnetic force 電気や磁気に基づく力で,電磁場内に置かれた電荷,磁荷,電流に作用する力。特に磁場内におかれた導線に電流が流れるとき導線に働く力のことを電磁力と呼ぶことがある。たとえば,電場 E に置かれた電荷 q が受ける力 qE とか,ローレンツ力などがある。これらは,電荷相互間,磁荷相互間,磁荷と電流などの間で直接に作用し合うという遠隔作用の考え方に代って,中間にある媒質の物理的変化を介して働くという近接作用の考え方で取扱われている。マクスウェルの応力はこの立場から電磁気力を考えたものである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by