電送新聞(読み)でんそうしんぶん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電送新聞」の意味・わかりやすい解説

電送新聞
でんそうしんぶん

家庭受信機を置いて,新聞社などから放送される新聞受信する装置,または受信された新聞をいう。アメリカのマイアミヘラルド新聞社が長期間試作機による公開実験を行なったのが最初である。日本でも 1969年,朝日新聞社が長期的に電波による実験を始め,70年,大阪での万国博覧会会場に受信機を展示し,市内の新聞社からの放送を受信公開した。 (→文字多重放送 )

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世界大百科事典(旧版)内の電送新聞の言及

【ファクシミリ】より

…文字,図形,写真などの二次元画像を光電変換系により電気的信号に変換し,これを通信回線を通して遠隔地に送信し,受信側において記録変換系により電気信号から原画像を再生し,永久的に残る形の記録画像として原画像のコピーを得る方式を総称してファクシミリという。ファクシミリの語源はラテン語のfac simileで,英語のmake (it) similar(同形の物を再生する)に対応し,略してファックスfaxともいう。…

※「電送新聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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