霊鬼(読み)レイキ

デジタル大辞泉 「霊鬼」の意味・読み・例文・類語

れい‐き【霊鬼】

死者の霊。特に、その悪鬼と化したもの。悪霊。りょうき。
「その悪しきやっこの―なることを」〈霊異記・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「霊鬼」の意味・読み・例文・類語

れい‐き【霊鬼】

  1. 〘 名詞 〙 死者の霊。精霊。特に死者の怨霊の悪鬼と化したもの。悪霊。りょうき。
    1. [初出の実例]「即ち知りぬ、彼の悪しき奴の霊鬼なることを」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
    2. [その他の文献]〔関尹子‐五鑑〕

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普及版 字通 「霊鬼」の読み・字形・画数・意味

【霊鬼】れいき

ふしぎな力のある鬼。

字通「霊」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の霊鬼の言及

【ジン】より

…アラブ世界で信じられた,神の創造になる思考力ある生物。精霊,霊鬼とも訳される。ユダヤ教・キリスト教的背景とは関係なく,俗信として古くからその存在が信じられていたが,コーランの中でもその存在が認められていることにより,イスラム期以降,天使やサタン(シャイターン)の解釈と絡まりあってそのイメージはますます豊富なものとなった。…

※「霊鬼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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