鈩盤(読み)ろばん

精選版 日本国語大辞典 「鈩盤」の意味・読み・例文・類語

ろ‐ばん【露盤・鑪盤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 塔の上、相輪の基部にある方形の盤。また、相輪をもいう。
    1. [初出の実例]「難波天皇之世辛亥年正月五日、授露盤」(出典:醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
    2. [その他の文献]〔曹植‐承露盤頌〕
  3. 噴水などの底部にあって、吹き上げた水を受ける盤。
    1. [初出の実例]「水噴かね鏽びたる噴水の露盤より静かに滴る水滴」(出典:桐の花(1913)〈北原白秋〉植物園小品)
  4. しょうろばん(承露盤)」の略。
    1. [初出の実例]「夫れ仙道は露盤(ロハン)の気を嘗めても、婬欲に染ぬれば」(出典:太平記(14C後)三七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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