露華(読み)ろか

精選版 日本国語大辞典 「露華」の意味・読み・例文・類語

ろ‐か‥クヮ【露華】

  1. 〘 名詞 〙 つゆと花。つゆをふくんだ花。また、つゆの美しさを花にたとえてもいう。つゆのひかり
    1. [初出の実例]「籬竹蕭踈煙葉透、庭蕪蒼露華繁」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)六・暮秋城南別業即事〈藤原明衡〉)
    2. 「天に星辰あり、地に露華あり」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)
    3. [その他の文献]〔江淹‐惜晩春詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「露華」の読み・字形・画数・意味

【露華】ろか(くわ)

露の光。唐・李白〔清平調、三首、一〕詩 雲には衣裳を想ひ、には容(かたち)を想ふ 春風檻(かん)を拂うて、露濃(こまや)かなり

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