青山孝史(読み)アオヤマ タカシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「青山孝史」の解説

青山 孝史
アオヤマ タカシ


職業
歌手

本名
城下 孝行(シロシタ タカユキ)

別名
芸名=青山 孝(アオヤマ タカシ)

グループ名
グループ名=フォーリーブス

生年月日
昭和26年 8月10日

出身地
佐賀県

経歴
スクールメイツの出身で、昭和42年10月ジャニーズのバックダンサーとして結成されたアイドルグループ・フォーリーブスに小学生だった永田英二に代わって加入。43年江木俊夫(トシ坊)、おりも政夫(マー坊)、北公次(コーちゃん)の4人でシングル「オリビアの調べ」でデビュー(CBSソニーの国内契約第1号アーティストでもある)。愛称はター坊。グループ名は四つ葉のクローバーにちなみ、三枚目キャラクターのトシ坊、児童劇団時代からファッションモデルを務めグループの進行役だったマー坊、歌とアクションで存在感をみせるコーちゃん、そして東京音楽学院の特待生でグループの音楽的なリーダーのター坊と、“メンバー4人全員がスター”というコンセプトで、歌って踊れる新しいタイプのアイドルグループの先駆けとなった。伸びのある明るい歌声が持ち味で、コーちゃんと人気を二分した。「地球はひとつ」「急げ!若者」「踊り子」「ブルドッグ」などのヒット曲を持ち、45年「あしたが生まれる」でNHK「紅白歌合戦」に初出場して以来、7年連続で出場した。この間、芸能活動と受験勉強を両立させ、2浪して日本大学芸術学部に進学。51年には梓みちよ「一人暮し」を作詞・作曲している。また、52年元ミスユニバース日本代表の島田純と結婚(のち離婚)。53年解散後は司会俳優として活動。平成元年にはおりも政夫と共にタレント養成スクール・グリッター開校。8年芸能プロダクション、ノン・エンタープライズを設立。14年24年ぶりにグループを再結成して全国ツアーを開催、再結成後初のシングル「It’s more 愛」もリリース。この時、芸名を“青山孝”から“青山孝史”に改めた。15年自叙伝「抱きしめたい」を出版。20年4月よりフォーリーブスの全国ツアーに参加していたが、10月肝臓がんが判明。闘病生活の傍ら、コンサートの時だけ病院を抜け出して舞台に立ち続けたが、21年1月ツアー途中に病没した。

没年月日
平成21年 1月28日 (2009年)

伝記
ジャニーズOB大全―フォーリーブスからジュニアまで ジャニーズ研究会 著(発行元 鹿砦社 ’06発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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