20世紀日本人名事典 「青柳琴僊」の解説
青柳 琴僊
アオヤギ キンセン
明治〜昭和期の日本画家
- 生年
- 慶応3年5月1日(1867年)
- 没年
- 昭和37(1962)年2月22日
- 出生地
- 上野国月夜野(群馬県月夜野町)
- 本名
- 青柳 琴之助
- 別名
- 別名=金之助,別号=燕山
- 主な受賞名〔年〕
- 群馬県文化協議会文化功労賞〔昭和35年〕
- 経歴
- 明治13年郷里の画家・林青山に師事し、燕山を名乗る。一時、小学校の教員を務めるが、日本画家児玉果亭の作品に感銘を受けて奮起し、18年長野県渋温泉に在住の果亭を訪問、その門下となった。以後、琴僊と号して画業に邁進し、26年にはアメリカ・シカゴのコロンブス記念万国博覧会に出品。30年には日本美術協会の会員に選ばれた。44年渋温泉に居を移し、画房を開設。昭和17年には故郷の月夜野に帰り、玉兎山房に拠って制作活動を続け、20年にはかつての職場であった桃野小学校で80歳記念展覧会を開いた。35年群馬県文化協議会文化功労賞を受賞。作品に「上毛十二景図」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報