最新 地学事典 「青海石灰岩」の解説
おうみせっかいがん
青海石灰岩
Omi limestone
新潟県西頸城郡青海町(現,糸魚川市)から糸魚川市にかけて,12.5km×2.9kmの範囲に分布する石炭~ペルム紀石灰岩。ペルム紀付加体中の異地性岩体。主に灰白色塊状石灰岩(層厚約1,000m)からなり,基底に赤紫~暗緑色玄武岩質凝灰岩・溶岩(層厚10m)を伴う。基底の凝灰岩からRhipidomella・DelepineaなどViséan後期の腕足類が産出。石灰岩からはフズリナ・サンゴ・腕足類などの化石が多産し,Endothyra帯~Yabeina-Lepidolina帯の10化石帯が識別される。山口県秋吉台の秋吉石灰岩に岩相と化石内容が似ている。早坂一郎(1918)によって日本で最初に発見された石炭系として有名。
執筆者:須鎗 和巳・田沢 純一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

