青苗遺跡群(読み)あおなえいせきぐん

日本歴史地名大系 「青苗遺跡群」の解説

青苗遺跡群
あおなえいせきぐん

[現在地名]奥尻郡奥尻町字青苗

奥尻島南端部の青苗湾の海岸砂丘および海成段丘上に広範に立地する青苗遺跡・青苗B遺跡・青苗砂丘遺跡など、縄文時代早期から擦文時代におよぶ複合遺跡の総称。昭和五一―五三年(一九七六―七八)に奥尻空港への道路工事に伴う発掘調査が実施された。青苗湾の中央西寄りに流入するワサビ谷地川の河口西の松林のある砂丘に立地する青苗砂丘遺跡は、六―七世紀擦文時代初期頃の十和田式刻文土器の時期に属するオホーツク文化の遺跡である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android