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静止気象衛星 せいしきしょうえいせいgeostationary meteorological satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

静止気象衛星
せいしきしょうえいせい
geostationary meteorological satellite

赤道上空約 3万5800kmに打ち上げられ,地球の自転周期と同じ速度で周回する気象衛星。地球から見て常に同じ場所に静止している。台風や低気圧,前線等の気象現象を連続して観測可能で,地球表面の約 3分の1を視野に収めることができる。アメリカ航空宇宙局 NASAが 1966年 ATS1号の実験静止衛星を成功させたのち,実用静止気象衛星 SMS1号を 1974年に西経 104°に,2号を 1975年に西経 75°にそれぞれ打ち上げた。この成功でアメリカ海洋大気庁 NOAAは実用静止気象衛星ゴーズGOES計画をスタートさせ,アメリカの東側に GOES-Eを,西側に GOES-Wを,それぞれ打ち上げた。その後,1977年に日本とヨーロッパ宇宙機関 ESAが,静止気象衛星『ひまわり』と『メテオサット』を,1982年にインドが多目的静止衛星『インサット』をそれぞれ打ち上げた。これによって 1963年に世界気象機関 WMOが策定した世界気象監視計画 WWWに基づいた,静止気象衛星 5機を赤道上空にほぼ等間隔に配置し,極軌道気象衛星 2機を飛行させ,全球を網羅する気象衛星観測網構想が確立された。

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世界大百科事典内の静止気象衛星の言及

【気象衛星】より

…気象要素を観測したり,無人の観測所や船舶等から気象観測資料等を収集する機能を持った人工衛星。地球表面から800~1000kmぐらいの高度を比較的短い時間(1時間40分前後)で地球を1周する中高度気象衛星と赤道の上空3万5786kmにある静止気象衛星がある。静止気象衛星は衛星直下点を中心に半径7000kmの円内を観測できるという利点があるが,赤道上空にあるために極付近の観測はできない。…

※「静止気象衛星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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