World Wide Webの略。インターネットの代表的な情報提供の仕組み。「ワールド・ワイド・ウェブ」(世界的なクモの巣の意)、または単に「ウェブ」ともいう。CERN(ヨーロッパ共同原子核研究機構)の研究者によって1989年に開発された。インターネットに接続した際に、画面に表示された1ページのなかに、文字(文書)や画像を配置し、文書の一部や画像をマウスなどでクリックすると、関連する(リンクした)別のページが表示される(これをハイパーテキストという)。この関連づけは、同一のサーバー内のページだけではなく、世界中のWWWのページに対してもできる。そのため、利用者はこのリンクを次々とたどることで、世界中の関連する情報を見ることができる。このことから「世界的なクモの巣」と名づけられたのである。組織や個人がもつWWWの複数のページを代表し、各ページへのアクセスの出発点になるページをホームページという。また関連づけのために、そのデータの所在する場所を示すためにURLを用いる。WWWブラウザー(WWWを閲覧するためのソフトウェア)の原型は「モザイク」Mosaicといい、GUIを使ったブラウザーが開発されたことで、インターネットのなかで急速に普及したと同時に、インターネット自体を広く一般に普及させる起爆剤になった。
[中島由弘]
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…また,1985年にNSF(アメリカ科学財団)がARPAネットを吸収するような新たな基幹通信網に基金を出したが,それに接続するネットワークがすべてTCP/IPを採用したこともあって,TCP/IPはアメリカの研究教育機関における事実上の標準となった。90年代に入り,インターネット上に流れている,あるいは蓄積されている情報にアクセスする仕組みとしてWWW(World Wide Web,ウェブ)がCERN(ヨーロッパ合同原子核研究機構)で開発され,それを図示的に閲覧するためのブラウザ(Mosaic,Netscape,Internet Explorerなど)が次々に登場した。インターネットの商業利用も認められた。…
…ここでは,複数の利用者による多目的共同利用という色合いが薄れているが,もちろんパソコンのネットワークによる情報の共有がありうる。また,最近では,WWWといういわば地球規模の情報資源が現出しつつある。WWW自体はデータベースといえないにしても,さまざまのデータベースを構築する素材を,WWW経由で入手できる。…
…応用分野としては,CALS等が挙げられる。(3)ハイパーテキスト インターネットを爆発的に発展させたWWW(ワールドワイドウェブ)サービスの中核となったHTMLに代表される第三世代のハイパーテキスト型ドキュメント。HTMLはSGMLの仕様に基づいて記述されたドキュメントであり,その最大の特徴は,論理構造の表現を木構造に限定せず,リンクによるネットワーク構造の記述能力を備えていることである。…
…同じく電話網を使用するが,ファクシミリで製品情報を提供するサービスなどもある。一方,代表的なコンピューターネットワークであるインターネットでは,リモートホストの遠隔利用Telnet(Telecommunication Network),ファイル転送FTP(File Transfer Protocol),メール転送SMTP(Simple Mail Transfer Protocol),ニュース転送NNTP(Network News Transfer Protocol)などの古典的サービスだけでなく,WWW(World Wide Web)のサービス,音声やビデオなどの放送サービス,情報検索サービスなどの多様なサービスが提供されている。また,インターネット電話やインターネットファクシミリなどのように,従来の電話網の機能をインターネット上で使用できるようにもなった。…
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年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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