コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

非人頭 ヒニンガシラ

大辞林 第三版の解説

ひにんがしら【非人頭】

非人の監督に当たった非人の長。江戸では弾左衛門の下に属した。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の非人頭の言及

【車善七】より

…江戸の浅草の非人頭(ひにんがしら)が代々襲名した名。そのはじまりについては,徳川氏のために磔刑に処せられた秋田藩家老の車丹波守の近親にあたる善七というものが家康の命をねらったが捕縛され,のちに助命されて非人頭の地位を得たとか,また1608年(慶長13)に江戸町奉行より非人頭を仰せつけられて,浅草の元鳥越(もととりごえ)に500坪の地を付与されたとかの諸説があり,さらには三河国(愛知県)渥美(あつみ)村出身の祖先が家康の江戸入り当時すでに浅草の大川端界隈に住んでいたとも伝えられているが,たしかなことはわかっていない。…

【非人】より

…もとは仏教からでた言葉で,鬼神・夜叉(やしや)など,人にあらざるものが人の姿形をかりて現れたものの意味であったが,別に,罪人・世捨人・僧,最下級の神人(じにん),乞食(こつじき)などをさす語として平安時代いらい普及し,江戸時代になってからは,賤民身分の一部をさす呼称として,公式に江戸幕府・諸藩で採用され定着した。 江戸時代に,いわゆる士農工商の諸身分の下に〈えた〉とともに賤民として位置づけられた非人は,親子代々の〈非人素性〉のものがその中心をなしたが,ほかに,犯罪や,心中の仕損じを理由として非人身分に落とされて〈非人頭(がしら)〉の配下に入れられた〈非人手下(てか)〉,生活困窮のため乞食浮浪の身となった〈無宿非人〉〈野非人(のびにん)〉があり,その内容はさまざまであった。彼らは江戸幕府のひざもとで,歴代,〈穢多頭(えたがしら)〉の地位にあった弾左衛門(だんざえもん)の統轄下に置かれたが,直接的には江戸浅草の車善七(くるまぜんしち)に代表されるような各地の非人頭,もしくは非人頭に該当する役職の者(たとえば,京都ではそれを悲田院年寄といっていた),さらには非人頭に属する多数の小屋頭たちの支配を受け,町外れや河原の非人村の小屋に住み,物乞い生活を基本としながら,大道芸,犯罪者の市中引廻し,処刑場での雑役などで,日々の暮しをたてていた。…

※「非人頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

非人頭の関連キーワード伊東燕晋(初代)山本仁太夫晒(刑罰)伊東燕晋非人寄場非人小屋弾左衛門非人手下松右衛門猿回し大道芸非人溜車善七与次郎曲芸叩き

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android