非古典的カルボニウムイオン(読み)ヒコテンテキカルボニウムイオン

化学辞典 第2版 の解説

非古典的カルボニウムイオン
ヒコテンテキカルボニウムイオン
nonclassical carbonium ion

二電子三中心型のカルボカチオンをいう.exo-2-ノルボルニル-p-トルエンスルホン酸エステルの加溶媒分解(ソルボリシス)速度と,生成物の立体化学の異常性をもとに,σ結合が関与して安定化したカルボカチオン中間体として提唱された.その構造(図(a))は,三配位のカルボカチオン(図(b)~(d))の共鳴混成体であり,これらの平衡混合物ではない.三配位の炭素陽イオンのカルベニウムイオンがカルボニウムイオンとよばれていたころであったので,これを非古典的カルボニウムイオンとよんだ.その後,溶液中のNMRスペクトルやX線光電子分光(ESCA)などにより,非古典的カルボニウムイオンの存在は五配位の炭素陽イオンとして確認されている.しかし,反応中間体としての存在については異論もある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 結合

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む