非形(読み)ヒギョウ

デジタル大辞泉 「非形」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【非形】

形に現れないこと。無形
「―非色法身」〈神道集
異様な形のもの。異形いぎょう
紅葉御幸みゆきの道のほとりに、―を戒め、面々に御幸御先を清めけり」〈謡・花筐

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精選版 日本国語大辞典 「非形」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎょう‥ギャウ【非形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 形に現われないこと。形のないこと。
    1. [初出の実例]「非形非色の法身、或は己身実仏を説き、或は他受用応化の身を現じ」(出典:神道集(1358頃)一)
  3. ふつうとは違った形。異様な姿。また、そういう形・姿のもの。異形。
    1. [初出の実例]「非形を戒め面々に、御幸のみ先を清めけり」(出典:謡曲・花筐(1435頃))

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