非我(読み)ヒガ

デジタル大辞泉 「非我」の意味・読み・例文・類語

ひ‐が【非我】

哲学で、自我に対立して存在しているいっさいのもの。自我から区別された外界環境自然をさす。⇔自我

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「非我」の意味・読み・例文・類語

ひ‐が【非我】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 哲学で、同一の意識統一を保っている自我に対して、自我と区別され、自我の外に置かれた外界・環境・自然をさす。⇔自我
    1. [初出の実例]「如何となれば比較には相関する所の二個の物体或は其物体の観念即ち我及び非我」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一)
  3. ひが(僻)[ 二 ]

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android