非時食(読み)ヒジジキ

デジタル大辞泉 「非時食」の意味・読み・例文・類語

ひじ‐じき【非時食】

非時ひじ2」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「非時食」の意味・読み・例文・類語

ひじ‐じき【非時食】

  1. 〘 名詞 〙 仏語出家食事をすべきでない時間に、すなわち正午を過ぎて食事をとること。また、その食事。在家でも八斎戒ではこれをつつしむことを規定する。非時非食
    1. [初出の実例]「寺主送非時食。遠行之時可非時者」(出典参天台五台山記(1072‐73)一)
    2. [その他の文献]〔老学庵筆記‐巻三〕

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世界大百科事典(旧版)内の非時食の言及

【斎】より

… 斎は清浄の意味をもつから,仏教でもウポサタuposathaまたはポシャダpoṣadha(音訳は布薩(ふさつ))の訳語として戒律を守り,身を清める意味に用いられ,六斎日(ろくさいにち),すなわち毎月8,14,15,23,29,30の6日には,在家の信者は〈八斎戒〉を守らねばならぬとされた。それは,殺さず,盗まず,婬せずなどの8種の禁忌をいうが,なかでも〈非時食(ひじしき)〉,すなわち午後の断食が中心とされ,仏教では主として午前中の食事を意味することになった。斎会(さいえ)【川勝 義雄】。…

※「非時食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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