非特異的免疫療法(読み)ひとくいてきめんえきりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非特異的免疫療法」の意味・わかりやすい解説

非特異的免疫療法
ひとくいてきめんえきりょうほう

癌に対する治療法の一つ。ある種の細菌カビキノコなどから精製される物質注射経口剤として投与する。これらの物質は,体内の抗腫瘍免疫をつかさどるマクロファージリンパ球を広く刺激するもので免疫賦活剤と呼ばれている。主なものとして溶連菌からつくられる OK-432 (ピシバニール) ,サルノコシカケから抽出された PSK (クレスチン) ,シイタケより精製されたレンチナンなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android