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溶連菌 ヨウレンキン

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デジタル大辞泉の解説

ようれん‐きん【溶連菌】

溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)」の略。

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百科事典マイペディアの解説

溶連菌【ようれんきん】

溶血性連鎖球菌

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世界大百科事典 第2版の解説

ようれんきん【溶連菌 hemolytic streptococci】

溶血性連鎖球菌の略。連鎖球菌のうちで,血液寒天培地で培養したときに集落の周辺に透明な完全溶血環を生じるいわゆるβ溶血を示す菌のことで,病原性の強いものが多い。このβ型連鎖球菌のほとんどのものは,生理性状で分類した場合の化膿性の連鎖球菌に相当する。溶連菌菌体外毒素として,β溶血をひき起こす溶血毒(ストレプトリジン)や猩紅熱(しようこうねつ)の発疹をひき起こす発赤毒を産生する。そのほかに,繊維素溶解素(ストレプトキナーゼ),連鎖球菌デオキシリボヌクレアーゼ(ストレプトドルナーゼ),ヒアルロン酸分解酵素(ヒアルロニダーゼ)などを産生するが,これらも,ヒトに対して種々の病原性をもつ。

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大辞林 第三版の解説

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

溶連菌
ようれんきん
[学]Streptococcus pyogenes Rosenbach

溶血性連鎖球菌の略。連鎖球菌科Streptococcaceaeの細菌で、グラム陽性の球菌。分裂方向が一定しているため連鎖状となることが多い。しかし、菌株によって双球形、短連鎖状、長連鎖状とさまざまな形態となる。直径は0.5~2.0マイクロメートル(1マイクロメートルは100万分の1メートル)、胞子や鞭毛(べんもう)は形成しない。普通寒天(一般細菌用培養基)には生育が悪いが、血液、血清、腹水、ブドウ糖などを加えると生育がよくなる。ヒトの血液寒天上での集落(コロニー)は小さく、正円形、灰白色で、やや不透明となるが、ヒツジの血液寒天上では大きいβ(ベータ)溶血環を示す。溶連菌は、その血清学的性状によりA、B、C、D、E、F、G、H、K、L、M、N、Oの13群に分類される。ヒトに対して病原性をもつものは、「ランスフィールドLancefieldの分類」(菌体水性抽出液中の多糖体と抗血清による沈降反応)によると、A群に類別されるものが多く、このほかC、GおよびF群が含まれる。一般に溶連菌は化膿(かのう)性疾患をおこすが、感染が広がりやすく、菌血症がおこりやすい。丹毒は菌血症または敗血症の部分症状であり、しょうこう熱はアンギーナ(口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)の炎症)を伴っておこる。また、溶連菌は心筋と共通抗原をもつため、感染が長引くと、それに対する抗体が生じ、リウマチ熱や腎(じん)炎を伴うことがある。[曽根田正己]

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世界大百科事典内の溶連菌の言及

【猩紅熱】より

…A群β溶連菌の感染による法定伝染病。この溶連菌の感染で発病するものにはほかに咽頭炎,扁桃炎,丹毒,急性糸球体腎炎などがあり,さらに反復感染の後にリウマチ熱を起こすこともある。…

【腎炎】より


[急性糸球体腎炎]
 単に急性腎炎ともいう。両側の腎臓の糸球体に起こる急性の非化膿性の炎症性病変で,溶連菌感染後に起こるものとそれ以外のものに大別される。溶連菌以外のものとしては,ブドウ球菌,肺炎双球菌,各種のウイルスなどの感染があるが,溶連菌によるものの場合が急性糸球体腎炎の多数を占める。…

【連鎖球菌】より

…集落の周りに完全な溶血環を生じる溶血性連鎖球菌(β型),溶血環の中に不溶血球がみられる不完全溶血性連鎖球菌(α′型),集落の周りに緑色の環が生じる緑色連鎖球菌(α型),培地に変化のみられない無溶血性連鎖球菌(γ型)である。これらのうち最も病原性の強いのは溶血性連鎖球菌(溶連菌ともいう)である。細菌【川口 啓明】。…

※「溶連菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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