ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非確率的影響」の意味・わかりやすい解説 非確率的影響ひかくりつてきえいきょうnonstochastic effect 放射線の生体への影響のうち,被ばく量により症状が発生するかしないかがはっきりと決まるもの。たとえば放射線による造血器官障害はある決まった放射線量 (しきい値) を超えて被ばくすれば必ず発生する。これに対して放射線被ばくによる癌の発生は,ある量の放射線を被ばくすれば必ず起こるわけではなく,発生の確率が過去のデータから分かるのみである。このような障害は確率的影響といわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by