面伏せ(読み)オモテブセ

デジタル大辞泉 「面伏せ」の意味・読み・例文・類語

おもて‐ぶせ【面伏せ】

[名・形動]恥ずかしくて顔を伏せるほどであること。また、そのさま。不名誉。おもぶせ。
自分品行の修まらないところから、何となく―な気がしだして」〈荷風つゆのあとさき

おも‐ぶせ【面伏せ】

[名・形動]おもてぶせ」に同じ。
「二人共―な気持ちで御飯をたべた」〈林芙美子放浪記

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精選版 日本国語大辞典 「面伏せ」の意味・読み・例文・類語

おもて‐ぶせ【面伏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 恥じてうつむくこと。面目ないさま。不名誉。おもぶせ。⇔面起こし
    1. [初出の実例]「今日は限りのやうなる身に侍れば、さぶらはむも、御おもてぶせなるやうなれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

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