靱皮(読み)じんぴ

精選版 日本国語大辞典 「靱皮」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぴ【靱皮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物体の形成層細胞分裂によって、その外側につくられる篩部(しぶ)篩管伴細胞篩部繊維などからなり、繊維として利用される。〔生物学語彙(1884)〕
  3. じんぴせんい(靱皮繊維)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の靱皮の言及

【樹皮】より

…コルク組織より外側では水や空気が通りにくくなっており,樹皮の組織の細胞は死んで,外側から順次はげ落ちていく。外側がはげ落ちたあとに,二次師部とその外側の組織が茎の表面に残ることがあり,それを靱皮bastと呼んでいる。靱皮というのは,もとは茎の周辺から採取される繊維を商業的にいったもので,植物学的には二次師部の部分に相当する。…

※「靱皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android