鞍作り(読み)クラツクリ

デジタル大辞泉 「鞍作り」の意味・読み・例文・類語

くら‐つくり【×鞍作り】

鞍を作ること。また、鞍を作る人。

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精選版 日本国語大辞典 「鞍作り」の意味・読み・例文・類語

くら‐つくり【鞍作】

  1. 〘 名詞 〙 鞍を作ること。また、その人。鞍作部(くらつくりべ)に属する人。
    1. [初出の実例]「京畿諸国鉄工。銅工。金作。甲作。弓削。矢作。桙削。鞍作。鞍張等之雑戸。〈略〉毎色差発。依旧使役」(出典続日本紀‐天平勝宝四年(752)二月己巳)

くらつくり【鞍作】

  1. [ 一 ] 姓氏一つ
  2. [ 二 ] 鞍作止利(くらつくりのとり)をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の鞍作りの言及

【雑戸】より

…大化前代の職業部のうち,その技術の軍事的重要性のゆえに解放されず,令制諸官司に強力に掌握された集団。大蔵省・内蔵寮百済手部(くだらてべ)・百済戸,造兵司雑工戸(鍛戸(かぬちべ)・甲作(よろいつくり)・靱作(ゆぎつくり)・弓削(ゆげ)・矢作(やはぎ)・鞆張(ともはり)・羽結(はゆい)・桙刋(削)(ほこけずり)),典鋳司雑工戸,鍛冶司鍛戸,筥陶司筥戸(はこべ),左右馬寮飼丁および所属不明の鞍作(くらつくり)等からなる。大宝官員令別記によると総数は1603戸を数え,おもに1戸より1丁が年に6ヵ月間または臨時に,所属官司に上番して作業に従事するが,筥戸のように一定額の製品を貢納するものもあった。…

※「鞍作り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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