鞍壺(読み)クラツボ

デジタル大辞泉 「鞍壺」の意味・読み・例文・類語

くら‐つぼ【××壺】

鞍橋くらぼねの、人がまたがる所。前輪まえわ後輪しずわとの間の居木いぎの上にあたる。鞍笠くらかさ
馬術で、鞍の前か後ろかに少しもたれかかること。

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精選版 日本国語大辞典 「鞍壺」の意味・読み・例文・類語

くら‐つぼ【鞍壺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鞍橋(くらぼね)の人の腰をおろすところ。すなわち、前輪(まえわ)後輪(しずわ)の間、居木(いぎ)の上。鞍笠(くらかさ)
    1. [初出の実例]「鞍つぼによくのりさだまって」(出典:平家物語(13C前)四)
    2. 「鞍壺に小坊主乗るや大根引〈芭蕉〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)下)
  3. 馬術で、馬に乗って、鞍の前かまたはうしろかに少しもたれかかること。

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