鞍掛峠(読み)くらかけとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鞍掛峠」の意味・わかりやすい解説

鞍掛峠
くらかけとうげ

滋賀県犬上(いぬかみ)郡多賀(たが)町と三重県いなべ市の境界にある峠。標高791メートル。鈴鹿(すずか)山系を越える峠で古くから交通難所であった。現在は、国道306号の鞍掛トンネルが開通している。

高橋誠一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鞍掛峠の言及

【鈴鹿山脈】より

…山脈越えの峠も多く,鈴鹿峠は近世,東海道の要所で箱根につぐ難所として知られた。他に鞍掛(くらかけ)峠(791m),石榑(いしぐれ)峠(689m),水沢峠(866m)などがあり,間道として利用された。急崖をなす山脈東斜面には奇岩がみられ,宇賀渓,朝明(あさけ)渓谷,宮妻峡などの渓谷も多く,一帯は鈴鹿国定公園に指定されている。…

※「鞍掛峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android