音羽古墳群(読み)おとわこふんぐん

日本歴史地名大系 「音羽古墳群」の解説

音羽古墳群
おとわこふんぐん

[現在地名]高島町音羽 石穴など

標高五六三メートルのだけ山の裾野に形成された古墳時代後期の群集墳。約五〇基を数え、その大半円墳である。昭和五八年(一九八三)石穴いしあな支群のうち六基の発掘調査が行われた。一〇号墳は玄室の奥壁に棺台を据える構造を有する横穴式石室であることと、一四号墳の横穴式石室の玄室奥壁付近からは銀象嵌を施した大刀の鍔が出土したことが注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android