コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

音響インピーダンス おんきょうインピーダンス acoustic impedance

2件 の用語解説(音響インピーダンスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

音響インピーダンス
おんきょうインピーダンス
acoustic impedance

音波の波面について,音圧 P を体積速度 Sv で割った値 P/Sv をいう。 S は面の面積,v は媒質の速度である。音を交流理論との類推で論じるとき,音圧を電圧に,体積速度を電流に対応させるとちょうどインピーダンスに対応する量である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

音響インピーダンス
おんきょういんぴーだんす
acoustic impedance

音波が伝播(でんぱ)するときの音圧pと媒質の運動速度vとの関係は電気回路における電圧と電流の関係によく似ており、等価回路による取扱いがしばしば行われる。そのとき音響インピーダンスはp/Svと定義される。ここでSは音波の波面の面積であり、Svは体積速度という意味をもつ。とくにS=1の場合、すなわちZp/vで定義されるZは固有音響インピーダンスとよばれ、媒質特有の量である。一方、pvの関係は運動方程式で結ばれており、これから正弦音波の場合Z=ρc(ρは媒質の密度、cは音速)という関係が導かれる。音響インピーダンスの利用例として、二つの媒質AとBが平面で接しており、A媒質中を伝播する平面波が境界面に垂直に入射する場合を考える。それぞれの媒質の固有音響インピーダンスをZAZBとすると境界面での音波の振幅反射率は
  (ZAZB)/(ZAZB)
と計算される。すなわち、両媒質の音響インピーダンスZAZBを等しくしてやれば反射がおこらない。これは音波を種々の媒質中で有効に伝播させようとするときに重要となる。また逆にZAに比べZBを小さくしてやれば、界面で音波をほぼ遮断することができる。[比企能夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

音響インピーダンスの関連キーワード群速度波面P波ホイヘンスの原理面積速度赤外スペクトルグリーンの法則爆轟波面進行速度則面積速度一定の法則面積速度の法則

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

音響インピーダンスの関連情報