項羽と劉邦(読み)コウウトリュウホウ

デジタル大辞泉 「項羽と劉邦」の意味・読み・例文・類語

こううとりゅうほう〔カウウとリウハウ〕【項羽と劉邦】

長与善郎による戯曲中国の歴史的英雄項羽劉邦の劇的な運命を描く大作。大正5年(1916)から大正6年(1917)にかけて、「白樺」誌に連載

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デジタル大辞泉プラス 「項羽と劉邦」の解説

項羽と劉邦〔漫画〕

横山光輝による漫画作品。張良始皇帝暗殺未遂と始皇帝の死から陳勝・呉広の乱、楚漢戦争での項羽の死までを描く。『コミックトム』1987年~1992年に連載。潮出版社希望コミックス全21巻。

項羽と劉邦〔小説〕

司馬遼太郎の長編歴史小説。1980年刊行。古代中国、秦を滅ぼした項羽と前漢を興した劉邦の物語。

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世界大百科事典(旧版)内の項羽と劉邦の言及

【長与善郎】より

…武者小路実篤に近い思想家的色彩の強い作家といえる。自らの失恋と恋愛結婚を描いた《盲目の川》(1914),《彼等の運命》(1915‐16)の長編小説によって作家としての自己を確立し,次いで強烈な個性どうしの葛藤を描いた戯曲《項羽と劉邦》(1916‐17)によって劇作家として認められ,人道主義作家として文壇で活躍する。その後,大正期後半の代表作としては短編小説《青銅の基督》(1923)と長編の教養小説《竹沢先生と云ふ人》(1924‐25)がある。…

※「項羽と劉邦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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