順の杯(読み)じゅんのさかずき

精選版 日本国語大辞典 「順の杯」の意味・読み・例文・類語

じゅん【順】 の 杯(さかずき)

  1. 宴席などで、上席から順々に杯をまわして飲むこと。また、その杯。普通、大杯が用いられる。
    1. [初出の実例]「去間吉次世にありがほなる風情にて、順の盃下し」(出典:幸若・烏帽子折(室町末‐近世初))
  2. 妓楼大一座団体)であがった時、相方をきめるのに、選んで杯をさすのではなくて、すわった順のままに杯をさしてきめること。
    1. [初出の実例]「大一座のその中で六さんの順の盃がわたしになったのが悪ゑんのはじまりさ」(出典:洒落本・部屋三味線(1789‐1801頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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