順気(読み)ジュンキ

デジタル大辞泉 「順気」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐き【順気】

順調な気候
順調な気分
香附子かうぶしなどにて血をひらき、―の御療治然るべし」〈浄・冷泉節〉

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精選版 日本国語大辞典 「順気」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐き【順気・旬季】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 順当な気候。順当な季節。
    1. [初出の実例]「順気のよしあしを、陽気がよい悪いと云」(出典:随筆・皇都午睡(1850)三中)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. 順調な気分。
    1. [初出の実例]「告附子(かうぶし)などにて血をひらき、じゅんきの御療治然るべし」(出典浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)下)
  4. 気候に順応すること。
  5. 取引相場で、米作によい天候をいう語。〔取引所用語字彙(1917)〕

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