須田朱八郎(読み)スダ シュハチロウ

20世紀日本人名事典 「須田朱八郎」の解説

須田 朱八郎
スダ シュハチロウ

昭和期の医師



生年
明治45(1912)年2月17日

没年
昭和44(1969)年4月22日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京医専(現・東京医科大学)〔昭和17年〕卒

経歴
国立中野療養所に入り、岡治道、隈部英雄らに結核医療を師事。敗戦直後の医療労働運動に参加、昭和21年全日本医療従組協議会(全医協)初代書記長となるが、レッドパージで追放され、25年赤羽診療所(のちの赤羽病院)を開設。追放された医師や医療労働者と共に、戦前の無産者診療所の伝統を継ぐ民主診療所運動を推進。28年全日本民主医療機関連合会初代会長に就任。以来16年間努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「須田朱八郎」の解説

須田朱八郎 すだ-しゅはちろう

1912-1969 昭和時代の医師,社会運動家。
明治45年2月17日生まれ。国立中野療養所に勤務,結核の早期予防に尽力。昭和21年全日本医療従組協議会の初代書記長となる。25年赤羽診療所を開設,民主診療所運動をすすめる。全日本民主医療機関連合会初代会長。昭和44年4月22日死去。57歳。東京出身。東京医専(現東京医大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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