須磨駅(読み)すまのえき

日本歴史地名大系 「須磨駅」の解説

須磨駅
すまのえき

現神戸市須磨区付近に比定される古代山陽道の駅。「和名抄」高山寺本の畿内駅の項にみえ、「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条には摂津国駅として当駅のほか草野すすき(現大阪府箕面市)葦屋あしや(現芦屋市)が記され、当駅の駅馬は一三疋であった。大同二年(八〇七)一〇月二五日の太政官符(類聚三代格)には摂津国は五駅で、駅別三五疋の駅馬を一五疋に減じたとあり、延喜(九〇一―九二三)頃までにさらに一三疋に減ぜられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android