須磨区(読み)スマク

デジタル大辞泉 「須磨区」の意味・読み・例文・類語

すま‐く【須磨区】

須磨

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日本歴史地名大系 「須磨区」の解説

須磨区
すまく

面積:二八・八九平方キロ

神戸市南部に位置し、東は長田区・北区、西は垂水区・西区、北は北区・西区に接し、南は大阪湾に面する。区域北半部は六甲ろつこう山地西端部の二〇〇―三〇〇メートルの丘陵地帯で、山間に発した妙法寺みようほうじ川が流域にわずかな平地を形成しながら南流、下流扇状地をつくって海に注ぐ。西端にあるさかい川は旧摂津・播磨両国の境界で、現在でも垂水区との境となっている。海岸近くをJR山陽本線・山陽電鉄本線・国道二号が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「須磨区」の意味・わかりやすい解説

須磨〔区〕
すま

兵庫県神戸市南西部の区。 1931年区制。 46年一部を垂水区として分区。六甲山地の南西部が大阪湾に迫る地域で,海岸は須磨ノ浦として万葉の昔から歌にも詠まれた景勝地。畿内への入口にあたる軍事上の要地でもあり源平古戦場として有名。昭和初期までは市内随一の高級住宅地,保養地として知られた。第2次世界大戦後,海浜埋立て用の土砂採取のため背後高倉山や高尾山などがくずされた。地下鉄が通り,大規模な住宅団地須磨ニュータウンやグリーンスタジアムのある神戸総合運動公園が建設され,変容が著しい。須磨港は淡路フェリーの起点。須磨海水浴場のある海岸一帯は瀬戸内海国立公園に属する。 95年の兵庫県南部地震では大きな被害を受けた。面積 28.93km2。人口 15万8719(2020)。

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