預り人(読み)アズカリニン

デジタル大辞泉 「預り人」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐にん〔あづかり‐〕【預(か)り人】

預かり主」に同じ。
人の身柄を引き受けて監視世話をする人。

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精選版 日本国語大辞典 「預り人」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐にんあづかり‥【預人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他人から金銭物品土地などを預かっている人。預かり主。預かり手。あずかりうど。
    1. [初出の実例]「申刻著麻津宿、件所宰相中将領也。彼宰相仰預人大光房兼賢、令三間四面屋一宇」(出典高野山文書‐久安六年(1150)六月八日・御室御所高野山御参籠日記)
  3. 犯罪などの理由で預けられた者を保護監視する人。あずかりうど。
    1. [初出の実例]「薗田七郎成朝遁出預人之家逐電」(出典:吾妻鏡‐建保元年(1213)二月一八日)

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