頚紙(読み)くびかみ

精選版 日本国語大辞典 「頚紙」の意味・読み・例文・類語

くび‐かみ【首上・頸上・頸紙】

  1. 首上〈源氏物語絵巻〉
    首上〈源氏物語絵巻〉
  2. 〘 名詞 〙(ほう)狩衣(かりぎぬ)水干(すいかん)などの盤領(まるえり)刳形(くりかた)に沿ってとりつけた領(えり)。首の周囲をめぐらす部分をいう。上前(うわまえ)の端に玉紐(たまひも)をつけ、下前の羂(わな)にかけるのを例とする。〔満佐須計装束抄(1184)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android