頭の中将(読み)とうのちゅうじょう

精選版 日本国語大辞典 「頭の中将」の意味・読み・例文・類語

とう【頭】 の 中将(ちゅうじょう)

  1. [ 一 ] 近衛中将で蔵人(くろうど)の頭(とう)を兼ねている者。
    1. [初出の実例]「つぼのくすりそへて頭中しゃうよびよせて奉らす」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. [ 二 ]源氏物語」の登場人物左大臣長男で母は大宮。葵の上と同母兄弟で、源氏と親友であり競争相手でもあった。蔵人少将で登場し、太政大臣に至る。雲井の雁・柏木・玉鬘などの父。源氏と前後して薨じた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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