頭の中将(読み)とうのちゅうじょう

精選版 日本国語大辞典 「頭の中将」の意味・読み・例文・類語

とう【頭】 の 中将(ちゅうじょう)

[一] 近衛中将で蔵人(くろうど)の頭(とう)を兼ねている者。
※竹取(9C末‐10C初)「つぼくすりそへて頭中しゃうよびよせて奉らす」
[二] 「源氏物語」の登場人物左大臣長男で母は大宮。葵の上と同母兄弟で、源氏と親友であり競争相手でもあった。蔵人少将で登場し、太政大臣に至る。雲井の雁・柏木・玉鬘などの父。源氏と前後して薨じた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android