頭成庄(読み)ずなしのしよう

日本歴史地名大系 「頭成庄」の解説

頭成庄
ずなしのしよう

古代から中世にかけての渡辺わたなべ津辺りにあったと考えられるが、庄域は確定できない。頭成の地名は、「住吉大社神代記」の「長柄船瀬本記」にみえる「幣帛浜」の四至に「東限頭無江」とある。庄名は安元二年(一一七六)二月日付八条院領目録(内閣文庫蔵山科家文書)に「庁分御庄」の一つとして載る。鎌倉初期東大寺の重源は渡辺別所を営み、別所内の浄土じようど堂で貴賤を集めて度々迎講を催したが、建仁元年(一二〇一)九月二一日の場合は後鳥羽上皇も臨席するほど盛大なものであった(百錬抄)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む