頸部交感神経症候群(読み)けいぶこうかんしんけいしょうこうぐん(その他表記)cervical autonomic nerve syndrome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頸部交感神経症候群」の意味・わかりやすい解説

頸部交感神経症候群
けいぶこうかんしんけいしょうこうぐん
cervical autonomic nerve syndrome

頸部交感神経の障害による症候群で,興奮状態と麻痺状態があるが,臨床的には麻痺状態となるほうが多い。頸部交感神経麻痺状態は,ホルネル症候群または交感神経性眼筋麻痺ともいわれ,瞳孔縮小眼裂の狭小,眼球の後退が3主徴としてあげられている。そのほか,患側血管の拡張,顔面発汗不能,唾液・涙・鼻汁の分泌障害,顔面栄養障害,虹彩変色なども起る。原因には,頸部交感神経摘出手術,外傷,脊髄の疾患損傷,間脳や視床下部の腫瘍・損傷,諸種の脳疾患,肺結核の胸郭成形手術などがある。

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